電子書籍「ネット文庫星の砂」

「ネット文庫星の砂」、「スターダストノベルス」、「ミーティアノベルス」は宇都宮ケーブルテレビの運営する電子書籍レーベルです。インターネット上の人気作品や、オリジナルの書き下ろし作品を電子書籍化し出版しています。当ブログでは新刊情報、お知らせ、特集・イベントなどを更新していきます。

ネット文庫星の砂

「明かりが見えなくても」 - 此道一歩

明かりが見えなくても - 此道一歩 内容紹介 「何かあったの? まさかとは思うけど父さんが浮気でもしたの?」 「えっー、とんでもない、ちょっとね、昔を思い出しただけ……」 過去を娘に話してあげようと一瞬思った母親であったが、話せば重苦しい風が流れ、…

「二十二時のにわか雨」 - Satori

二十二時のにわか雨 - Satori 内容紹介 働く人たちの生活サイクルの中にあるから、コンビニ勤めは面白い。毎日お客さまを見ながら些細な表情の変化を観察し、何をしている人なのかと勝手に想像するのは、仕事中のちょっとした楽しみだ。 誰かと一緒に来店し…

「踊り娘・リリーの二つの恋」 - ST

踊り娘・リリーの二つの恋 - ST 内容紹介 リリーはストリッパー、仲間内では自分たちを『踊り娘』と呼び、リリーもその呼ばれ方を好む。 だが、それはストリッパーという職業を恥じてのことではない、確かにストリッパーはエロティズムを売る商売、リリーも…

「Supporting Role~尽くす想い~」 - いっき

Supporting Role~尽くす想い~ - いっき 内容紹介 (強い……) 剣道の試合を初めて見た美緒にも分かった。他の選手とは格が違う……気迫、スピード、『面』の威力。どれを取っても、稔は桁違いだった。 勝ち進んでゆく彼を見るにつれて、ますますそのことを実…

トランジットオムニバスストーリー「トランジットタイム」 - 藤島莎那

トランジットタイム - 藤島莎那 内容紹介 俺には親父も兄貴もいない。そう思い込もうとしなくても、気付けばそれが当たり前の様になっていた。当時五歳だった俺も十七になったけど、今更懐かしいとも会いたいとも思わない。 第18回星の砂賞 佳作兄の存在を打…

男子高校生の初恋のお話「俺だけのアイドル」 - さがちこ

俺だけのアイドル - さがちこ 内容紹介 「アンタ『十七歳最強説』って知ってる?」 「なにそれ?」 「十七歳は大人でも子どもでもなくて、その絶妙なバランスが人を惹き付ける。どんな人でもキラキラ輝くのが十七歳。だからアンタも今年一年は最強なんだよ」…

「兄と弟の構図 ~ぼくの大好きな人~」 - まなべちほ

兄と弟の構図 ~ぼくの大好きな人~ - まなべちほ 内容紹介 十三年前に初めて会った時の冬華は、ふわふわと優しく微笑む頼りない小さな子どもだった。その子どもは、鳴海にとって苛立たしいだけの存在だった。──「兄さんって呼んでもいいですか?」 まっすぐ…

片方の音が消えてしまっている「左の世界」 - 文殊 信

左の世界 - 文殊 信 内容紹介 ・音の方向がわからない・片方の音が消えてしまっている・片方から話しかけても気付かない時がある・耳鳴りや目眩がすることがある・交通事故などに遭いやすい・一目で気付かれることはなかなかない・原因不明で、有効な治療法…

カレイドスコープラブ!?「KSL」 - 藤島莎那

KSL - 藤島莎那 内容紹介 曽根の豹変ぶりと言ったら、二重人格なんてものじゃなく、まるで人格が入れ替わったみたいに人が変わる。もしかしたら、解離性障害とか、ケアが必要な心の病気なんじゃないかと思ったりもしたけれど、曽根の両親も、アタシの両親…

人生は、一度きりなのだ。「Boy meets...」 - 小野夕

Boy meets... - 小野 夕 内容紹介 人生は、一度きりなのだ。一見衝動的なようでも、前々からもっと外の世界へ繰り出してみたいという欲は確固として彼の中にあって、一人気の休まる空間での牧歌的な生活に対する憧れもまた同様にあった。親が以前の家賃(管…

偶然の出会いは思わぬ方向へ転がり……「出会い」 - まんぼう

出会い - まんぼう 内容紹介 駐車場から車を出そうとして、もう少しで人を跳ねる所だった。慌ててパニックブレーキを踏む。 フロントを見ると、若い女がこちらを睨んで何か口を動かしている。良く動く口だと思った。窓ガラスを下げると、その声が耳に入って…

二人の少女の、切ない初恋。「トロイメライ」 - 田中霙

トロイメライ - 田中霙 内容紹介 ××××年・×月・×日(水) 入院二日目、考え事をしながら病院の中を散歩してみた。気が付いたら迷子になっていた。お昼前だったからどうしようかうろうろしていたら、小宮沙紀という子の病室を見つけた。髪も肌も全身が真っ白…

スマホで読める!SF作品特集!

スマホで読める!SF作品特集! 本格SF、タイムトラベル、スペースオペラ、サイバーパンク、ロボット・アンドロイドもの、セカイ系作品、スコシ(S)・フシギ(F)なライトSFなどなど……ひとことで「SF」と言っても様々な物語があります。今回はそんなSF小説の中か…

小説家に、なりたい。「日向に隠れて君を待つ」 - 桜野佑乃

日向に隠れて君を待つ - 桜野佑乃 内容紹介 陽くんが物語を綴らなくなって三ヶ月ほどたった。 パソコンの前に座るのは持ち帰ってきたお仕事をする時だけで、そのほかは絶対に座らなくなった。 その分私のことを構ってくれる時間が増えたことに関しては、万々…

下の名前を呼んでくれたのは、さりこさんだけだった。「さり子さんと。」 - あずれな

さり子さんと。 - あずれな 内容紹介 「るか」って下の名前を呼んでくれたのは、さりこさんだけだった。 第18回星の砂賞 審査員特別賞中学、高校といじめを受けた主人公のるかは、卒業から七年経ったいま実家で引きこもっていた。 しかしある真夜中、高校時…

私はきっと、彼の指先から恋に落ちたのです。「恋陽炎」 - 山吹あやめ

恋陽炎 - 山吹あやめ 内容紹介 しずかに文庫本のページをめくる指先は、あまりにもきめ細かくて。とても、四十間近の男性の手とは思えません。 きっと、水仕事も土いじりもしたことがないのでしょう。 きっと、ここで――文芸部の顧問として、本をめくるためだ…

機械仕掛けの記憶「いつか目覚める君、もう目覚めない僕」 - 界達かたる

いつか目覚める君、もう目覚めない僕 - 界達かたる 内容紹介 「ねえ、時也君。夜にここ来たら、怒られるかな」 小学五年生の冬。少女が訊く。黒い髪がまだ背中まで伸びていた頃で、話し始める時はいつも、おそるおそる相手の顔色をうかがうように微笑む。そ…

洋上のホテル「クルージング・ラプソディ」 - ありしょう

クルージング・ラプソディ - ありしょう 内容紹介 「お前らなぁ……。俺たちは旅行客じゃないんだぞ」 そう、俺たちは客ではない。この大型客船『サンセット・オーシャン』の乗務員なのだ。そしてこれから向かうのは、飛行機なら七時間程で着いてしまうハワイ…

爽やかで少し切ない剣道青春ストーリー「SAKURA~剣舞~」 - いっき

SAKURA~剣舞~ - いっき 内容紹介 桜は、竹刀袋からゆっくりと竹刀を抜き取った。 「シナイ……!」 ヤンキーは、急に狼狽え始めた。 桜は、剣道の構えをとる。 剣道をしたことのない人間でも分かる。 微塵の隙もない、完璧な構え。 第14回星の砂賞 審査員特…

心揺さぶられる恋愛ファンタジー「背中越しのティータイム」 - たんぼず

背中越しのティータイム - たんぼず 内容紹介 まだ十四歳のあたしには、三十キログラムの小麦粉の袋は重い。それでも急がなきゃならないから、肩に掛けた麻袋を担ぎ直して石畳の道を急いだ。 ここは、ミティアム王国。亜熱帯で半島を主な領土とする国。国王…

廃墟探索と恋の行方は――「廃墟に行こう!」 - 因幡 雄介

廃墟に行こう! - 因幡 雄介 内容紹介 セミが大合唱し、蚊が吸血鬼のように人を襲い、蜘蛛が恐ろしくでかい罠を張る季節。 誰もいなくなったホテルに、二人の男女がやってきた。 そのホテルは、山の上にあり、周りは木に囲まれていた。六階建ての建物で、ガ…

古い童謡に隠された悍ましい真実――「ことろことろ」 - 関谷俊博

ことろことろ - 関谷俊博 内容紹介 「ことろことろ」は古い童歌だ。鬼ごっこのような遊びでもある。幼い頃、僕はこの遊びを度々やっていた。まず鬼と親を決める。他の子は親の後ろに一列に繋がる。鬼は一番後ろの子を捕らえようとする。親はそれを遮ろうとす…

出張料理致します。全国何処へでも伺います。――「出張料理人 雅也」 - まんぼう

出張料理人 雅也 - まんぼう 内容紹介 あなたも、もしかしたら何処かでこんな広告を見かけた事は無いだろうか?ネットの隅っこや、売れない三流週刊誌の目立たないページの隅で…… 「出張料理致します。全国何処へでも伺います。TEL 03-3○○○-○○○○」 本当に目…

新米勇者のヤミノ・ハシャは硝子の搭に向かう――「硝子の塔の勇者様」 - 湖汐涼

硝子の塔の勇者様 - 湖汐涼 内容紹介 この山の頂上には、硝子の搭と呼ばれる建物がある。 俺の目的は、そこに居る少女を救うことだ。何から救うのか。 それは俺も聞かされていない。 勇者協会はそのために存在するようだが、代々の勇者たちは皆、自らの手で…

有名な占い師に大変なことを告げられて……「幸せの三つ結び」 - 神在琉葵

幸せの三つ結び - 神在琉葵 内容紹介 私達が今向かっているのは、クリスティーナ・三浦っていう霊感占い師のところ。 私も名前くらいは聞いたことがあるけど、理香が言うにはとにかくものすごい……多分、日本一の占い師なんだとか。 テレビには全く出ない人な…

「日常の謎」を中心とした傑作選!「星の砂」ショートショート傑作選~ミステリー~

「星の砂」ショートショート傑作選~ミステリー~ 内容紹介 私は何をしても上手く出来ない。笑うことさえも。つい最近、それが原因で仕事をクビになった。 〝笑顔も作れないなんて接客業舐めてんのか?〟――と。 (たんぼず『さいごのマシン』より) 編集部より…

朝目覚めると、俺の部屋で男が死んでいた!「リアル・ノベル」 - ありしょう

リアル・ノベル - ありしょう 内容紹介 ――朝。目を覚ました俺は、顔を洗うためベッドから這い出た。しかしその直後、何かに躓いて転びそうになった。 「痛っ……え?」 寝ぼけ眼だった俺は、目の前のソレを見た瞬間、一気に目が覚めた。 朝目覚めると、俺の部…

ひまわりを食べる少女に出会ったのは――高校最後の夏休みだった。「夏の終わりと君の破片」 - 界達かたる

夏の終わりと君の破片 - 界達かたる 内容紹介 彼女に、ひまわりを食べる少女に出会ったのは――高校最後の夏休みだった。 八月二十七日、私は山奥にあるひまわり畑を訪れていた。本来ならうだるような暑さも忘れるほど見入る光景だが、その日は違った。 「むし…

幸せは、いつもそばにある「グランマーク・フライトバルト氏の死に関して」 - 五条ダン

グランマーク・フライトバルト氏の死に関して- 五条ダン 内容紹介 「ねえ、おじいちゃん」 老人を少女が呼んだ。 少女は十歳くらいの、髪を伸ばした綺麗な白人だった。 ブロンドの髪が、白いワンピースの上で、ふわふわと揺れる。 エメナルドグリーンの瞳が…

片目だけが君と共鳴している。「僕の瞳に映る君」 - さがちこ

僕の瞳に映る君 - さがちこ 内容紹介 にこにこちゃん。隣のクラスの女の子。 いつから彼女に見つめられていたのか、僕にはわからない。 自分で言うのもなんだけど、どうやら僕は衆目を集めるタイプの人間だから、誰かの視線を感じることは日常茶飯事。 親し…

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